スリーレッグドシェルチェア【1963】
いわゆるウェグナーぽくない、派手なデザインのイスというかんじのこの"スリーレッグドシェルチェア"。
第二次世界大戦後、成型合板による三次元曲面の実現に世界中の家具デザイナーが挑戦を繰り返していた頃、同じくウェグナーも試みたイスのひとつが、フリッツハンセン社から発表した"シェルチェア"。
それをさらに発展させたものがこの"スリーレッグドシェルチェア"です。
発表当時は商品化(量産)されませんでしたが、近年商品化されるようになりました。
3本脚なのに安定感のあるたたずまいで、派手さとは裏腹の座り心地のよさのは、さすがウェグナーです(笑)
ちなみに、これらウェグナーが考えた成型合板のイス"シェルチェア"たちが、イームズに影響を与え、彼の代表作"ラウンジチェア"を生むことになったそうです。