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HUNTING CHAIR

ウェグナーの親友ボーエ・モーエンセンがデザインした椅子の中でも、特に目を引く大胆な構造の一枚革の椅子『HUNTING CHAIR(ハンティングチェア)』。

カッコいいですねー♪
1950年、モーエンセンが独立して一発目の作品だそうです。
それまでの、モーエンセンの真面目な作風からちょっと脱却した印象ですね。

ただ、この作品は1950年に発表されたたものの、長い間製品化されませんでした。
その後、技術の進歩を得て、フレデリシア社が復刻生産、今に至っています。

8年後にデザインされた↓名作・スパニッシュチェアのルーツといわれています。

JIVE(ジャイブ)チェア

モーエンセンがデザインした名作『J39』。
↓こちらは、デンマークの若きデザイナー、トム・ステップがその『J39』をリ・デザインした作品『JIVE(ジャイブ)チェア』。

この椅子には、面白い誕生秘話があります。

1995年、デンマーク・コルディング市の美術館で、若いデザイナー達によって、ハンス・ウェグナーのYチェアがチェーンソーで切り刻まれるという、斬新なイベントがあったそう。
彼らはデンマークの巨匠達の影に隠れてしまい、自分たちの自由な思想が出せない環境に、反発していたのだとか。
そんな状況に、家具メーカーは自分たちにも責任があると反省し、若いデザイナー達を育てていかなくてはいけないと考えた。

KVIST社(現在はフレデリシア社と合併)も例外ではなく、2000年に向けてJ39に似た新しい椅子を作りたいと考え、トム・ステップにオファー。

そこで彼がデザインしたのが、JIVEチェア。
JIVEは、J39の構造をそのままうつしています。
これまでの歴史と経験から学んだことに、その時できるテクニックを加えたJIVEは、背板には成型合板(J39はムク板)、ねじや釘を一切使わずに後ろ脚に背板をはめ込む(J39も同様)技術を使ったとのこと。

苦労の末、完成したJIVEを見たトム・ステップは、「ボーエ・モーエンセンはボーエ・モーエンセン、自分は自分なんだ」と納得し、そして「昔のデザインのせいではない。自分が自分を超えなければいけないんだ」と語ったそうです。

"Yチェア"を切り刻むなんて、すごい反発ですが、それだけ偉大な先人を超えるのは大変ってことなんでしょうねー。

The Flag Halyard chair【1950】

ハンス・J・ウェグナーぽくない印象の"The Flag Halyard chair(フラッグハリヤード・チェア)"。

ヨットで、旗を抑揚する際に使用するロープ<フラッグハリヤード>をフレームに張った寝椅子です。
スチールのフレームといい、付属の毛足の長い羊の毛布といい、ウェグナーらしくない気もしますがw、座り心地はウェグナーらしい安楽性の高い椅子だそうです♪

ただし、値段は目が飛び出る100万円超!!(笑)
さきの毛布とクッションが付属しますが、それにしても高〜い。

とても買えないので、どこかで座り心地だけでも確認してみたいところですw

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Profile

市朗。横浜在住。
建築学科卒。30代。
ハンスJ・ウェグナーのほかF.L.ライトなんかが好き。
木フェチ。チークはいいですよねー。

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