Chinese Chair【1944】
中国・明朝時代の椅子をリデザインしたものとして有名で、既出の"Yチェア"や"ザ・チェア"などを含めたウェグナー・デザインの原点と称される作品です。
また、このチャイニーズチェアを、ウェグナーは少なくとも9種類はデザインしているそうです。
一例としては、初期型のモデルは削り出しによって作られた三次元曲線の笠木だったのを、「トーネットが考案した曲木」を使った笠木にリデザインしたことで、量産が可能になったとのこと。
ウェグナーが頻繁に用いた方法論のひとつが、機械工程を増やし、量産化を実現するためのリデザイン。
ウェグナーがイスのデザイナーとして一番尊敬しているのが「チャールズ・イームズ」
らしいのですが、なるほど、納得のいく話ですね。