「北欧モダン・デザイン&クラフト展」が開催されている東京オペラシティ・アートギャラリーのミュージアムショップで見つけて、即買いした本です。
『美しい椅子〜北欧4人の名匠のデザイン』
「美しい椅子」シリーズの第1冊目で、以前からほしかった本なのですが、たしか絶版扱いになってて手に入れられなかったんですよねー。いつの間に復活した?w
(奥付をみると2003年12月20日初版で、2007年11月10日第2刷となっています)
で、特筆すべきは、この手の本では異例とも言うべき文庫本サイズ!
しかも、カラー写真もふんだんで、税込み714円です。
う〜ん、すばらしい♪
肝心の中身の方ですが。。。
取り上げているデザイナーは、ハンス・J・ウェグナー、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、フィン・ユール、のデンマークが誇る巨匠4人。
北欧好きなら、言わずと知れた有名デザイナーの4人ですが、その彼らの名作椅子の数々と彼らの生涯や製作の背景などくわしく紹介してくれます。
また、それらの椅子を実際に製作する家具メーカーも紹介していて、大変興味深いですねー♪
個人的には、ウェグナーとヤコブセンは過去に文献等見聞きしているのでそこそこ知識があったのですが、モーエンセンとフィン・ユールは軽くしか知らなかったので、すごく勉強になりました。
私は"ウェグナー好き"なのですが、モーエンセンとフィン・ユールの株もかなり上がりましたねー(笑)
お気づきの方もいるかと思いますが、この本のサブタイトルは"北欧4人"と銘打ってますが、実際は"デンマーク4人"です。
なので、この一冊を押さえておけば、"デンマーク家具通"を気取れること請け合いですw
私的には、アアルト(フィンランド出身)を入れて"北欧5人"にしてもらえたらベストだったかも!?
もしくは、ポール・ケアホルムを加えて"デンマーク5人"か!?
う〜ん、そうするとパントンも入れなくちゃいけないかぁ?w
それはさておき、「北欧モダン・デザイン&クラフト展」を観た人はもちろん、観れなかった人(東京閉幕まであと一週間です)にもお薦めです。