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GE-215【1955】

ハンス・J・ウェグナーがデザイン、GETAMA社製のアームチェア「GE-215」。

こういったラウンジチェアやソファなんかのウェグナー作品で、全体が金属フレームというのは珍しい(^^
言われてパッと思いつくのは「フラッグハリヤード」ぐらいだなぁ。(脚がスチールパイプというのはままありますけどね)
ただし、肘には木材をもってくる(オークかな?)のはウェグナーらしいこだわりでしょう。

背もたれを受け止めるのはキャンバステープ、座面を支えるのは波形スプリング、なので経年には弱そう。。。
つまり、けっこうなレアものでしょうね♪
と思ったら、『こちらは10数年前に造られたヴィンテージ家具です』と書いてあるので、そんなに古いものじゃないのかぁw

「ザ・チェア」初期バージョン限定復刻

今回もハンス・ウェグナーの生誕100周年を記念した限定復刻アイテムです。
言わずと知れたウェグナーの代表作「THE CHAIR PP501」です。

よく見る「ザ・チェア」は、チーク製のフレームにレザーの座面だと思いますが、この椅子は座面籐張りで、背もたれにも籐が巻かれた初期ver.のデザインを採用しています。

pp501-old.jpg

この籐巻きの初期ver.のビンテージ品は超レアものなんですよね〜(^^

が、なぜ籐巻きになっていたかというと、この背と肘が連なるデザインは3つのパーツでできていて、当時、現在採用されている"フィンガージョイント"のような美しいジョイント工法がまだ実現できず、ジョイント部分を隠すために籐が巻かれていたんだとか。

ある意味、技術が低かったゆえのデザインを復刻する、というちょっと複雑なシチュエーションですが、まぁ、レアものデザインですから、良しとしますかw

オーク製とアッシュ製、各100脚づつの生産で、シルバーのナンバープレートが付けられるそうです♪

詳しくはこちら。

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Profile

市朗。横浜在住。
建築学科卒。30代。
ハンスJ・ウェグナーのほかF.L.ライトなんかが好き。
木フェチ。チークはいいですよねー。

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