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ウェグナー追悼展に行ってきました。

6/14〜7/10まで開催されていた『Thank You For Wegner〜ハンス・J・ウェグナー追悼展〜』へ行ってきました。

thankweg1.jpg

場所は、新宿パークタワー3FのOZONEプラザ。
ウェグナーデザインの家具30種類と、彼に影響を受けたデザイナーや建築家など各界のクリエーター28人から寄せられた追悼メッセージとともにその偉大なる業績を振り返ります。

展示家具に関しては、YチェアやThe chair、Chinese chairなどの椅子が中心でしたが、これだけの数の名作椅子に自由に触れて座れる機会はそうありませんので、楽しかったですねー。

追悼メッセージは、喜多利之氏(デザイナー)、深澤直人氏(プロダクトデザイナー)、島崎信氏(武蔵野美術大学名誉教授)など錚々たるメンバーでした。

また、家具の一部は同ビル5Fのショールーム「ノルディックフォルム」で購入可能ですが、書籍やポスターなどの物販はとくになかったのがちょっと残念でしたねー。

ご冥福をお祈り致します。

大巨匠、1月26日、92歳でお亡くなりになられたそうです。

心よりご冥福をお祈り致します。

ここ数年は創作活動をお休みして静養されているとのことでしたが、年も年ですし。。。と思っていたのですが。。。残念ですね。
ひとつの時代が終わりを告げた、というかんじですかね。

ただ、素晴らしい作品がたくさん残っていますから。。。

今後、回顧展なども多く企画されるのでしょうか。

ウェグナー美術館

watertower.jpg

彼の生まれ故郷・トゥナー(Tonder)にウェグナー美術館が95年にオープン。
1902年につくられた給水塔を改修して設けられたそうで、"ウェグナー美術館"という名も通称みたいなんですよね(?)

ネット検索でも、"TONDER WATERTOWER"と出てきますが、"WEGNER MUSEUM"とは出てきません。実際のところどうなんでしょう?

さて、それはさておき、美術館ではウェグナーの作品数十脚を所蔵展示しており、八層七階の展示場のディスプレイは娘のマリアンヌと彼自身が手掛けたそう。

しかし、残念ながら地元では彼に対する関心はさほど高くなく、そこを訪れる日本人の方がよっぽど高いそうです(笑)

ああ、私も一度デンマークに行ってみたいですねー!!

ハンス・J・ウェグナーとは

hjwegner.jpg【経歴】

1914年デンマークはドイツ国境に近い職人の町・トゥナーに生まれる。
靴のマイスターであった父ピーターのもとに育ち、14歳で家具職人の見習いとしてこの世界に足を踏み入れる。

17歳でに指物師の資格を取得。その後、国立産業研究所で木材についての専門的な研究を重ね、22歳(1936年)からはコペンハーゲン美術工芸学校でデザインの勉強をはじめる。
この頃、ボーエ・モーエンセンと出会う。

卒業後の1940年から、アルネ・ヤコブセンとの共同プロジェクトで、オルフス市庁舎の家具のデザインを担当。

1943年に独立し、現在に至るまで500脚以上の椅子をデザイン。
国内外を問わず多くの展示会では数々の賞を受賞し、MoMA(ニューヨーク近代美術館)を始め、多くの公共機関にコレクションされている。

1984年 デンマークのクイーンよりナイトの称号を受ける。
1995年 ウェグナー美術館が故郷トゥナーにオープンする。

【代表作】

「Yチェア」「ザ・チェア」「チャイニーズチェア」など。

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Profile

市朗。横浜在住。
建築学科卒。30代。
ハンスJ・ウェグナーのほかF.L.ライトなんかが好き。
木フェチ。チークはいいですよねー。

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