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北欧中古家具が充実しているお店『a・PeX』。
ネットではチェック済みだったので、実際にショップの方に行ってみたいナーと思っていて、ようやく足を運ぶことができました。
吉祥寺と代官山に店がありますが、今回は代官山店へ。
駅からはちょっと歩いて（10分強？）、メインの通りからちょっと奥まったマンションの2階です。
もっと家具屋、家具屋しているのかと予想していたのですが、マンションの一室だけにちょっとギャラリー風でした。
さて、肝心の家具の品揃えですが、北欧中古家具の王道・チークの家具（デンマーク製多し）が揃っていて、北欧家具好きにはたまりませんね。
今回私的には、壁掛けミラーで、枠がチークのいいかんじのがいくつかあって、大変気になりました。
次は、吉祥寺店に行きたいですな♪
a・PeX代官山店【HP】
渋谷区猿楽町2-12 相野谷ビル201
TEL. 03-3770-7909
営業 11：00〜20：00
定休 月（月が祝日の時は火休）
北欧家具、特にアンティークの北欧家具といえば、やっぱりチーク製ですね。
洗練されたデザインで、アンティークでも高価（いや、アンティークだから余計か？）で、高嶺の花です。
そういえば、アジアン家具もチークが多いですね。
デザインは北欧家具とは比べるべくもなく無骨なものが多いですが。。。
ここで、「あれ？」って不思議に思いませんでしたか？
そう、北欧＝極寒地域で、東南アジア＝亜熱帯。
両方の地域で育つ木なんて存在しませんよね。
じゃ、チークはどちらで育つ木？
はい、東南アジアの方の木です。
交通網が発達している現代ならともかく、通常は供給面からいって、地場の木材を使うケースがほとんどでしょうから、北欧家具＝チークなのはちょっと珍しい現象かもしれません。
まぁ、『植民地』絡みということなのでしょうが。。。
そこで、ちょっと調べてみました。
やはり、ビルマがイギリスの植民地となり、海洋覇権国家イギリスが造船用木材としてチーク材の有用性を認識したことから、世界的に流通するようになったようです。
北欧各国も、バイキングなどに象徴されるように海洋国家でしたね。
ここで思いつき。
北欧家具とアジアン家具をあわさせてる人はあまりいないと思いますが、チークつながりでコーディネートしてみるのも面白いかも。無理か（笑）
先日、ザ・チェアを取り上げましたが、ハンス・ウェグナーはリデザインを繰り返すこともあり、現在作られているこの椅子とは少しデザインが違う"オールドタイプ"というのが存在します。
このオールドタイプの現在のモノとの違いは、笠木の背の部分に籐が巻かれて、ジョイント部分が隠されています。
いわゆる、笠木のフィンガージョイントという方法がまだ取り入れられていなかったそうです。
このオールドタイプを、表参道の中古家具屋で見つけてしまいました♪
私もこのタイプを目にするのははじめてなので、えらく感動してしまいましたよ。
↓見つけた家具屋はこちら。
H.P.DECO 【HP】
渋谷区神宮前5-2-11
TEL.03-3406-0313
営業時間 11：00〜20：00
不定休
笠木に籐が巻かれているだけでなく、形も少し違っていると思います。
デザインの良し悪しとしては好みの分かれるところだと思いますが、希少性は断然こちらの方が高いでしょうねー。
L.A.（だったかな？興奮でうろ覚え・笑）からの出物で、展示品だったらしく、コンディションもバッチシ。2脚。
そして、お値段もSALEで￥42万→￥31.5万に！！
安いじゃないですかぁ！ 私には絶対買えないけど（ＴoＴ）
あぁー、ほしい、ほしい、ほしい。
見る人が見れば、絶対すぐに売れちゃいますよね。
お金持ちになりたーい。
中国・明朝時代の椅子をリデザインしたものとして有名で、既出の"Yチェア"や"ザ・チェア"などを含めたウェグナー・デザインの原点と称される作品です。
また、このチャイニーズチェアを、ウェグナーは少なくとも9種類はデザインしているそうです。
一例としては、初期型のモデルは削り出しによって作られた三次元曲線の笠木だったのを、｢トーネットが考案した曲木｣を使った笠木にリデザインしたことで、量産が可能になったとのこと。
ウェグナーが頻繁に用いた方法論のひとつが、機械工程を増やし、量産化を実現するためのリデザイン。
ウェグナーがイスのデザイナーとして一番尊敬しているのが｢チャールズ・イームズ｣
らしいのですが、なるほど、納得のいく話ですね。