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北欧中古家具 a・PeX 吉祥寺店

以前、代官山店の方には行ってきた北欧中古家具店『a・PeX』。
今回は、吉祥寺店の方へ行ってきました。

apex_kichi.jpg

吉祥寺駅からはちょっと歩きます、15分強というところでしょうか。
駅前の人だかりもなくなって、知っている人しか来ないというかんじの立地場所ですねー。
実際、GW連休真っ最中ですが、私以外お客もいず。。。

さて、お店の方ですが、代官山店はギャラリー風なお店でしたが、こちらは対照的に中古家具屋さんらしい趣です(笑)
倉庫・作業場も兼ねているとのことで、手入れが済んだものとそうでないものなどが渾然一体となって、店内に置かれています。

値札もまだついていないようでしたねー。

手入れが済んだ、しっかりしたものを求めるときは代官山店、ちょっと掘り出し物狙いのときは吉祥寺店、に行くのがよいかもしれません♪

a・PeX吉祥寺店【HP
東京都武蔵野市吉祥寺東町2-11-2
TEL. 0422-23-2185
営業 11:00〜20:00
定休 月曜(月が祝日の時は火休)

Valet Chair【1953】

ウェグナーの代表作のひとつです。
背がハンガーになっていることで有名ですが、実は座も手前に引き起こすとズボン掛けになっているんですねー。
さらに、座の下はボックスになっており、ポケットの中の小物が入れられます。

valet2.jpg

うーん、それは私も知りませんでしたよー。
そのため、この一脚があれば身の回りが片付くことから"バチェラーズ(独身者の)チェア"とか"ヴァレット(従者)チェア"と呼ばれているそうです。

たしかに、たいていの独身者の男性は、脱いだものをそのままイスやソファに引っ掛けておきますからね(笑)

また、3本脚が特徴的なイスなわけですが、元々この作品が発表される前は、4本脚バージョンが発表されていたそうです。

デンマーク建築の巨匠 アルネ・ヤコブセン

言わずとしれたデンマークの有名家具デザイナー・アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)。
日本では、家具デザイナーというイメージが強いですが、一流の建築家でもあります。
彼が設計を手がけた、コペンハーゲンにあるSASロイヤルホテルは有名ですね。

そこで、ハンス・ウェグナーと彼の関係性ですが、1940年ヤコブセンがオルフス市庁舎のコンペに勝ち、ウェグナーが彼の元、家具のデザインを担当しています。

つまり、ヤコブセンはウェグナーの師匠筋と言えるかもしれません。
もっとも、時代の先端を行き、派手なデザイナーというかんじのヤコブセンと、実直で職人気質なウェグナーという、イメージは正反対ですけどね。

ヤコブセンの代表作といえば、アント(蟻)チェア、エッグ(卵)チェア、スワン(白鳥)チェアと名付けられた椅子たちですね。

世界で最も売れたデザイン名作家具の中のひとつと言えるでしょう。
実際、日本でも人気ですよねー。

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Profile

市朗。横浜在住。
建築学科卒。30代。
ハンスJ・ウェグナーのほかF.L.ライトなんかが好き。
木フェチ。チークはいいですよねー。

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